私はサイコパスを相手にしていたのかもしれない2。

私はマンガ家を目指していました。

なので彼女にマンガの仕事を手伝ってほしいと言われた時は嬉しくてバイトの合間に手伝っていました。まだ本格的にアシスタント業として考えていなかったので私の仕事はトーンを張ったりベタを塗ったりという簡単なものでした。

 

しかし段々と仕事量が増えてくると彼女は、

「お金を出すからもう少し本格的に手伝ってくれないか」

と言ってきました。私は勿論OKしました。彼女とは友達でしたし、何より今までは無料で手伝っていたのがお給料が出るというのですから。

 

が、このお金を出すから…というのが罠でした…

 

「最後まで手伝ったらお金だすから」

 

この「最後まで」というのは原稿が全部終わって脱稿したらという事だったのです。彼女は何回かは脱稿まで手伝わせましたが、しばらくすると私を最後まで手伝わせず、

 

「今回は最後まで手伝ってないからお給料なしね」

と言ってくるのです。それでもその時はバイトしてましたし、お金もあったので、

「いいよ大丈夫」

と言ってしまっていました。しかし今考えるとおかしな話ですよね。勿論、当時は契約を交わした訳でもなく友達の手伝いの延長とは言え、夕方バイトが終わってから彼女の家に行き毎日深夜までアシスタントとしての仕事をしてました。結構な労働時間ですwww

 

それだけ頑張っていてもタダ働きだったんですから。

 

今、年を取って考え直してみると上手く彼女に使われていたんだろうな…と改めて思いました。当時気づいていれば酷い方向に行かなかったかもしれない。

 

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